絵本『 ちいさなはくさい 』

絵本
ちいさな はくさい

 ちいさなはくさい くどうなおこ 作/ほてはまたかし 絵 出版社 小峰書店

とっても心がほっこり癒される絵本です。大好きです!大きくなれなかったちいさな白菜が、八百屋さんに連れて行ってもらえず、畑に残って冬を越し、春を迎え、綺麗な黄色い花を咲かせます。 八百屋で売られ、人間に食べられるのが白菜にとって幸せなのか、はたまた畑で花を咲かせ、チョウチョウたちと戯れ、植物としての一生を終えるのが幸せなのか…これをみていると、花を咲かせ、植物としての一生を終える白菜の方が、何となく幸せなように感じてしまいました。因みにお恥ずかしながら、この本を読むまで、白菜に花が咲くとか考えたこともなく、白菜は白菜でしかなかった自分です。大根だって、カブだってブロッコリーだって、皆植物なんですから、花、咲きますよね。まだ実際の白菜畑を見たことがありません。この本もいつか子供たちにどこかで読んで聞かせてあげたい一冊です。

 

 

文芸室

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