絵本『 メリークリスマスおおかみさん 』

絵本

 メリークリスマスおおかみさん みやにし たつや (著) 出版社 女子パウロ会

メリークリスマス!ですね(@^▽^@) 皆さんは笑顔いっぱいのクリスマス、迎えられていますか?我が家の子供たちは、ものすごい早起きをし、平日だというのに、朝から大はしゃぎ…いや、特に息子よ、興奮し過ぎでしょっ(゚o゚;まぁでも、朝からこんなに幸せな気分にしてもらえて、しかもプレゼントをこんなに喜んでもらえるなんて、サンタクロース様、あなたは素晴らしいですな、フォッフォッフォッ💝

さて、本題に入りましょうか(笑)クリスマスの絵本というと、とても沢山出てますね。サンタクロースのあれこれや、トナカイさんのあれこれや、クリスマスの由来とか、仕掛け絵本などなど。12月に、読み聞かせをするということで、色々調べたり、色々何がふさわしいだろうかと考えたところ、『メリークリスマスおおかみさん』が、なんとも心温まるいいお話だなぁと思って、この本を読むことにしました。

宮西達也さん、『おとうさんはウルトラマン』とか「ティラノサウルス」シリーズでご存知の方も多いでしょう!この方の絵本、とても大好きです!我が家の子供たちも、宮西達也さんの絵本大好きです!本当はこの方の本も沢山集めたいんですけど…それはさておき。 この本のいいところは、歌あり、笑いあり、温かさあり、考えさせられるところあり、の、ありあり尽くしです! 歌。出だしと最後。お話の中にあるんじゃないんです。出だしと最後なんです!とても重要な役目をしてると思います。メロディー考えるのに少し苦労しましたが、こぶたちゃんらしい、クリスマスらしいメロディーをつけることができました。最初の歌と、最後の歌では、歌詞は同じですが、こぶたちゃんたちの気持ちがまるきり異なります。本当に嬉しいことがおこった、奇跡が起きた、本当にクリスマスっていいね!でも、出だしと最後な故に非常に緊張感溢れます…多分それは私が修行が足りないせいですが(^-^;) 笑い。

おおかみさん、こぶたちゃんたちを食べたくて食べたくて仕方ないのに、口に包帯巻いてあるがために、こぶたちゃんたちにはまるきり何を言ってるか分からない。こぶたちゃんたちは都合のいいようにおおかみさんの言葉を解釈してしまう。ここでのこぶたちゃんたちの「おおかみへの恐怖心がいっさいない」上での言葉の解釈がとても面白い(笑) でも、そんなこぶたちゃんたちの「おおかみだからって、皆が悪者ではない」的な解釈のおかげで、おおかみの心が少しずつ変わっていく。こんな短い絵本の中で、そこまでのおおかみの心の変化を書き上げるんですから、絵本作家さんて凄いです。

最後、おおかみが寝ている間に赤い手袋をプレゼントしてあげる…この赤い手袋を見たときのおおかみの気持ちは、どんなだったろう?おおかみだって、食べなきゃ生きていけない。でも、ここでのおおかみは、食べるためというより、クリスマスをめちゃくちゃにしてやりたいという、こぶたたちへの嫉妬みたいなところからお話が始まっているのです。「自分なんかどうせ」とか、「自分には一緒にお祝いする仲間がいない」とか、そういった背景があるのかなぁ?勝手な想像です(笑)。 何はともあれ、背表紙の、おおかみの幸せそうな顔がたまらなく可愛くて!表紙の怖い怖い嫉妬心いっぱいのおおかみの顔が想像できないくらい!「良かったね、おおかみさん!」と、思わず言ってしまいたくなるようなラストです。 そんなこんなで、私の心を一発で鷲掴みにしてくれた『メリークリスマスおおかみさん』、早速お話会でやってきましたよ✨

以前、読み聞かせ講座の尊敬すべき先生が、本を読む間は、子供たちがお話の世界に入れるように「途中途中で子供たちの方は向かない(仕掛け絵本や参加型絵本は別)方がいい」と仰られていて、なるべく子供たちを見ないように読むことを心がけているのですが…やはりとても気になる(^-^;)でも、向きませんでした、エラい(笑)!ただ、『う、ううう…』のおおかみさんの台詞のところでは、笑いが…起きなかった気がするのですが、私の読み方かへたくそ過ぎたのか、それともこっそり笑ってくれていたのだろうか…謎のままです。歌も、出だしはオッケーてした!

ところが、途中まで、おおかみさんにツッコミ入れる一年生が何人かいて(笑)。ふと気がつくと、いつの間にかお話の世界に入ってくれていました。静かになっていたんですね。で、それに気づいた場面が悪かった(*_*)!そう、ラストの歌ですね…「ん?なんかすげー静かになってない?!」ここで、自分が降りてきてしまいました(笑)。すっかり素に戻ってしまった私は、緊張のあまり逃げ出したいくらい照れがこみ上げてきてしまったのでした😱ということで、御想像下さい(笑)。

終わってから、自分の子供に「お母さん、ちょっと最後つっかえてたね?」とツッコミ入れられてしまうくらい、リアルに緊張感伝わってしまったようで、ひっじょーーーーに反省😓一年生だらけの場所で良かった、きっと一年生は気付いていないと思われる(^-^;) でもこの本はとても大好きなので、来年とか、いつかまたリベンジしたいと心に誓ったママ子なのであった!歌、ですね、歌(笑)最後まで自分もお話の世界から抜け出してしまってはいけないということですね、はい!

文芸室

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